トリガーポイント療法とは
日本人になじみのある言葉で言うなら「コリ」です。
以下、トリガーポイントマニュアルより抜粋してます。
Dr,Janet Travell &Dr, David Simonsによるトリガーポイントの定義
トリガーポイントを
「(骨格)筋の中に存在する非常に過敏で限局した点で、索状硬結のように触知可能な結節の上に存在している」
と定義した。
それらは、繊維内に埋め込まれた塊脳に感じられる。
そして、それを押して圧痛があれば「トリガーポイント」と考えることができる。
トリガーポイントの塊の大きさは、それが存在する筋肉によってさまざまだが共通の特徴は押して圧痛があることである、
実際に圧痛部を圧迫した時に患者が痛みで顔をしかめるようであれば、これを「ジャンプサイン」と読んでいる。
トリガーポイントは主に筋、そして筋腹中央に発達することが多く、廊下、身体の形態、姿勢、体重増加、先天性奇形などの外部要因もトリガーポイントの発達、発現に大きく関連している。
またトリガーポイントは限局的な低酸素状態の組織であり、炎症過程を段階的にすすめる。
とあります。
図のように、 ✖の箇所がトリガーポイントであり、赤のゾーンがそれにより発生する「関連痛」、
つまり痛みを感じる箇所です。痛みを感じる箇所と×の箇所は同一の場合もあれば、異なる場合も多くあります
これらのトリガーポイントを沈静化させるには「トリガーポイントにピンポイントでアプローチ」することです。
その結果、トリガーポイントを消失に成功した場合、痛みが消えることになります。
栄養不足がトリガーポイント形成の要因となっている場合もあります
ビタミンC欠乏、鉄欠乏
慢性疼痛症候群の患者は鉄欠乏症であるといわれており、これらの栄養素の不足はトリガーポイントの持続を10~15%増大させる
ビタミンCを含む食べ物・・・ピーマン・レモン・いちご等
鉄分を含む食べ物・・・レバー・にんにく・ごま等
ビタミンB12欠乏
疲労、倦怠感を増加させ、慢性トリガーポイントの形成を増大させる
ビタミンB12を含む食べ物・・・しじみ・あさり・さんま・レバー・魚類
葉酸欠乏
身体内の筋小胞体環境に影響を与え、トリガーポイントの形成、永続化を増大させる可能性がある。
葉酸を含む食べ物・・・いちご・みかん・枝豆・ブロッコリー・焼きのり・納豆・レバー